正秀の円空彫り

江戸時代の修験者「円空」の彫った神仏の模刻および、円空仏の彫り方(円空彫り)によるオリジナル作品の制作を受け付けています。

作者・正秀について

平成2年から円空彫りを始め、この35年以上で3000体以上彫り続けています。最近では円空彫りの魅力を伝えるため希望者や地元小学校をはじめ、各種団体、イベントの依頼で体験教室を開催し、ひとりでも多くの方に円空彫りに親しんでもらっています。
成20年に岐阜県の手作り民芸品に指定され、円空のふるさとである道の駅「美並」でも作品を販売しています。
この度、大勢の方のご希望によってオンラインショップにて作品を販売することに致しました。一点づつご相談しながら丁寧に仕上げます。
職人が手作業で作っておりますので大量のご注文や大きな制作物につきましては、納期等ご相談させていただく場合がございます。

見本以外のオリジナル作品等も制作致します。お気軽にお問い合わせ下さい。

円空仏について

「円空」は江戸時代の初期(寛文から元禄時代)北は北海道から、奈良京都に至る全国で、常に庶民と共にあって、おびただしい数の「円空仏」といわれる神仏を彫り、庶民救済と仏教の布教を願い、その土地の地神として各地に彫り残してきた修験者(山伏)のひとりです。
「円空仏」といわれる他に例を見ないその独特の姿は、現代においても決して古さは感じさせず、有名仏師の彫った大寺院の本尊にも劣らず人々の心に響く魅力があります。
現在でも「円空仏」を知れば知るほどその魅力に引き込まれる人が増え続けています。さらに近年では国内に留まらず、アメリカヨーロッパをはじめ、世界中にファンが広がっています。

円空彫りとは

「円空彫り」というのは、円空がたくさんの神仏を短時間で彫るために編み出した独自の技術で、一般の仏師が決してやらない特殊な技法です。「儀軌」といわれる神仏を彫るときの約束事は、知りながらあえてこだわらず、自分だけの基準に合わせて彫ったことが、いっそう独自の印象を強調し、他の仏像とは一線を画すことに貢献しています。

円空彫りの作り方